2012年度学生選書キャンペーン「学生が選ぶ1000冊の本」
群馬大学総合情報メディアセンター図書館
第2次(10月1日〜31日推薦分)選定結果  ブクログ版
No. 書名 著者 出版社 到着
状況
推薦理由 分類
1 CSS3 スタンダード・デザインガイド サンプルでマスターする、CSS3のデザインテクニック エ・ビスコム・テック・ラボ 毎日コミュニケーションズ  ○ CSS3といえば、HTML5に並び今後Web関係では扱えて当然となってこよう。この本はそのCSS3を非常に上手くまとめてあり、CSS3を使いたい人には是非おすすめできる。 コンピュータ・IT
2 表現の自由vs知的財産権 著作権が自由を殺す? Kembrew Mcleod ; 田畑暁生訳 青土社  ○ アメリカでの知的財産の問題点をこれでもかと書き綴った書。権利や規制は厳しすぎると誰も幸せにしない。本書の指摘を日本にそのまま当てはめることはできないが、知的財産権という権利について感心のある人には参考になると思う。ただ、内容が古いことには注意。 著作権
3 「ネットの自由」vs.著作権 TPPは、終わりの始まりなのか (光文社新書) 福井健策 光文社  ○ 同じく光文社新書の『著作権とは何か』『著作権の世紀』で著名な福井健策氏の著作なので、信頼度は高いだろう。TPPに参加するか否かという問題から、日本の著作権や知的財産、ひいては「ネットの自由」を考察した一冊。ネットで動画を見たりすることの多い現代の若者にとっては、是非知っておきたい記述が多いのではないだろうか。前述の2冊はもちろんのこと、所蔵のある本では『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』などと一緒に是非読んで欲しい。 著作権
4 孤独のチカラ (新潮文庫;9030, さ-54-6) 斉藤孝 新潮社  ○   哲学・思想
5 中国思想史 上・下 (レグルス文庫) 森三樹三郎 第三文明社  ○ 書名の通り中国思想史をがっつり書いた本。よくまとまっており、中国思想に興味があればとても楽しく読めるのではないだろうかと思う。 哲学・思想
6 哲学マップ (ちくま新書) 貫成人 筑摩書房  ○ 哲学に興味を抱いたことのある人は少なくないだろう。しかし、哲学というのはあまりにも広い世界で、様々な思想家が過去何百年何千年と携わってきた学問。どこから学び始めればよいのかということだけでも軽い挫折感を味わうほどではないだろうか。本書では、そんな広大な哲学という海を体系的に説明してくれるため、書名の通り哲学の「マップ」として活用ができる。辞書や年表としても○。 哲学・思想
7 超訳「哲学用語」事典 (PHP文庫) 小川仁志 PHP研究所  ○ 哲学の用語は非常に難解である。それを説明する本を読んでも、その説明も難しかったりする。しかし、だからといって基本的な用語は、普通に「一般常識」として語られたりもするのでやっかいだ。本書は、哲学用語をかなり分かりやすく説明してしまう。そのため、哲学用語として絶対的な正しさを持っているものだと思って読んでしまうと危険なのだが、とりあえず用語を知っておきたいという人には使える。とりあえずこの本で学んでおいて、後でしっかりした説明にあたってみるというのもよいのではないだろうか。 哲学・思想
8 空間の詩学 (ちくま学芸文庫) Gaston Bachelard ; 岩村行雄訳 筑摩書房  ○ 「物質的想像力」の本。周囲に存在する様々なもの、空間は人間の想像力に働きかけ、何らかのイメージを思い起こさせる。そのイメージはどのようにして生まれるのか。 哲学・思想
9 生きて死ぬ私 (ちくま文庫) 茂木健一郎 筑摩書房  ○ 茂木健一郎というと、どうも安直に本を乱発しているイメージがあるが、この本は茂木の初期(1998年)の著作である。茂木の基本的な思想を知ることができる。 哲学・思想
10 なぜ人を殺してはいけないのか 新しい倫理学のために (新書y) 小浜逸郎 洋泉社  ○ 新書yの代表的な一冊。衝撃的なタイトルだが、倫理と徹底的に向き合いたい人には是非すすめたい。 哲学・思想
11 ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書) 小宮一慶 ディスカヴァー・トゥエンティワン  ○ 今まで気づかなかったことに気をつけてみることを考える。 哲学・思想
12 松岡修造の人生を強く生きる83の言葉 松岡修造 アスコム  ○ 松岡修造の言葉で、人生をもっと熱く生きていきましょう。ちょっと異色の自己啓発本。松岡修造に興味があれば是非。 哲学・思想
13 ソクラテスと朝食を : 日常生活を哲学する ロバート・ロウランド・スミス 講談社  ○ 著者がユーモアあふれる語り口で日常の哲学的意味を解説するという非常に面白い内容です。 哲学・思想
14 思想の英雄たち 保守の源流をたずねて (ハルキ文庫) 西部邁 角川春樹事務所  ○ 「保守」という観点から哲学者や思想家を考えるという捉え方が興味深い。「保守」とは何だろうか、を考える人へ。 哲学・思想
15 オトことば。 乙武洋匡 文藝春秋  ○ 重い身体障害で知られる乙武さんだからこそ言える言葉。「障害」というものを腫れ物のように扱うことしかできない現代社会に物申す。障害と向き合う新しい倫理だと思う。 哲学・思想
16 自分の小さな「箱」から脱出する方法 Arbinger Institute,金森, 重樹(1970-),冨永, 星 大和書房  ○ 前作も含めて、群大生にぜひ読んで欲しい 心理学
17 まさか!? : 自信がある人ほど陥る意思決定8つの罠 Mauboussin, Michael J., 1964-,関谷, 英里子 ダイヤモンド社  ○ もっと正しく判断が決められるために、何が必要になりますか。 心理学
18 X51.ORG THE ODYSSEY 未知なる世界への旅 佐藤健寿 講談社  ○ 『奇界遺産』が選定されていたので、同著者のライフワークであるX51.ORGの書籍版である本書を推薦することにする。いわゆるオカルト本であるが、世界へ著者が実際に赴き、集めてきた情報を元に書かれている。いわばオカルトを求めて旅した紀行文だ。そのため、肯定するもなく否定するもなく、ただ事実を書き綴り続けている。面白い本。 心理学
19 幻想動物事典 草野巧, シブヤユウジ 新紀元社  ○ 勉強の息抜きに読みたい本。 神話
20 日本の10大新宗教 (幻冬舎新書) 島田裕巳 幻冬舎  ○ 新興宗教と聞くと、信じていない人間からすれば胡散臭いし、信じている人間からすればまさに救世主のような存在だしとかなり極端に考えられていると思う。本書は有名な新興宗教をコンパクトにまとめており、とりあえず新興宗教を知りたいという人なら読んでおいて損はないだろう。ただし、幸福の科学については章がないので注意。 宗教
21 平成宗教20年史 (幻冬舎新書) 島田裕巳 幻冬舎  ○ 平成となってからの日本の宗教に関する小史。オウム真理教の話が中心だが、近年のスピリチュアルブームなどについても触れている。でもいかんせん新興宗教についての話が多いのでそこは少し残念かもしれない。 宗教
22 100文字でわかる 世界の宗教 (ベスト新書) 一条真也監修 ベストセラーズ  ○ 世界の色々な宗教を100文字で説明。宗教についてざっくりとでもいいから知りたいという人へ。 宗教
23 古代マヤ・アステカ不可思議大全 芝崎みゆき-) 草思社  ○   歴史
24 アステカ王国 : 文明の死と再生 (「知の再発見」双書;19) Serge Gruzinski 創元社  ○   歴史
25 血みどろの西洋史 狂気の1000年 (KAWADE夢新書) 池上英洋 河出書房新社  ○ ヨーロッパの血腥い歴史。人間はかくも残虐なのかと読んでいて辛くなってくる本だが、現実に起きていたことなのだから、目を背けてはいけないだろう。 歴史
26 死の歴史 死はどのように受けいれられてきたのか (「知の再発見」双書) Michel Vovelle ; 富樫瓔子訳 創元社  ○ 死は、いつまで経っても人間の歴史から切り離すことができない。歴史の中で、死というものは、どのように捉えられ、どのように見つめられてきたのか。歴史における死のお話。 歴史
27 政治学 川出良枝, 谷口将紀 東京大学出版会  ○   政治
28 日本「地下経済」白書 闇に蠢く23兆円の実態 (祥伝社黄金文庫) 門倉貴史 祥伝社  ○ 門倉貴史というと、『ホンマでっか!? TV』で周囲にイジられている人というイメージしかない人が大半だと思うが、実は彼は経済学者であって、その彼の研究の最たる分野である地下経済について解説されたのがこの本である。日本の「闇」の世界でどのような金が動いているのかを解説する。 経済学
29 人生を無駄にしない会社の選び方 新田龍 日本実業出版社  ○ ブラック企業の恐怖を見せてくれる本。 企業・経営
30 就職先はブラック企業 20人のサラリーマン残酷物語 恵比須半蔵 彩図社  ○ ブラック企業の恐怖を見せてくれる本。 企業・経営
31 ビジネスマンのための「数字力」養成講座 (ディスカヴァー携書) 小宮一慶 ディスカヴァー・トゥエンティワン  ○ 世界を動かしている数字について注目してみることを考える。 企業・経営
32 さよなら! 僕らのソニー (文春新書) 立石泰則 文藝春秋  ○ ソニーの歴史とソニーの没落。大会社の抱える問題は、多くの示唆を与える。経営を志す人は読んで損をしないと思う。子会社であるSCEの問題点を説明する多根清史『プレステ3はなぜ失敗したのか?』(所蔵済み)と併せて読まれたい。 企業・経営
33 ユニクロvsしまむら (日経ビジネス人文庫) 月泉博 日本経済新聞出版社  ○ ユニクロとしまむら、どちらも有名な「安い服屋」であるが、それぞれの戦略は違う。アパレル業界の経営の形を見たい人へ。 企業・経営
34 Data analysis using stata 3rd ed Ulrich Kohlerほか Stata Press  ○ もっとSTATAを活用したい! 統計
35 カミングアウト・レターズ 砂川秀樹, RYOJI 太郎次郎社エディタス  ○   社会学
36 先生のレズビアン宣言 池田久美子 かもがわ出版 品切   社会学
37 ゲイのボクから伝えたい「好き」のハテナ?がわかる本 石川大我 太郎次郎社エディタス  ○   社会学
38 なぜ、母親は息子を「ダメ男」にしてしまうのか (講談社+α新書) 岩月謙司 講談社  ○ 育児は、難しい。親の育て方一つで、子供の考え方、行動は大きく制約される。いわゆる「ダメ男」「ダメ女」とは、どのようにして生まれるのだろうか。それを説明しようとした本。 社会学
39 「すみません」の国 (日経プレミアシリーズ) 榎本博明 日本経済新聞出版社  ○ 日本人はなにかとすぐ「すみません」と言いたがる。その場凌ぎでなんとなく場を繋ごうとする。日本人の考え方、行動パターンはどうしてこうなのか。それを解き明かしてくれる本。 社会学
40 セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱 (小学館101新書) 坂爪真吾 小学館  ○ 障害を持つ人でも性行為をしたい人はいる、これは少し考えればすぐにわかる当たり前の事実で何も驚くべきことではない。しかし、そういったことをきちんと考えられる人は少ない。所蔵のある『セックスボランティア』とあわせて読みたい。 社会学
41 西部邁ゼミナール 「世論」の逆がおおむね正しい 西部邁 産経新聞出版  ○ 書名が面白いと思う。「世論」について考えたい人へ。 社会学
42 菊とポケモン グローバル化する日本の文化力 Anne Allison ; 実川元子訳 新潮社  ○ 日本のソフトパワーの代表的存在の一つであるポケモン。何故アメリカでポケモンや日本の様々なキャラクタービジネスは上手くいったのだろうか。文化人類学の観点から説明を試みる。 社会学
43 はじめての部落問題 (文春新書) 角岡伸彦 文藝春秋  ○ 「部落」(集落という意味ではない)は普段生活している上では全く意識に上らない存在だ。自分が部落出身であるかどうかということも基本的には意識されないことだろう。だがその存在は結婚や就職という場になると突然目の前に現れる。部落問題とは何なのか、同和教育に問題はないのか。部落問題を考える上での基本書。 社会学
44 新・だれも書かなかった「部落」 (宝島社新書) 寺園敦史 宝島社  ○ 「部落」の現状。『だれも書かなかった「部落」 (講談社+α文庫)』(寺園敦史、講談社、2005年、ISBN 9784062569293、780円)を推薦しようと思っていたが、ちょうど改訂版が出るようなのでそちらを推薦することにする。 社会学
45 同和と在日 (示現舎ムック) 鳥取ループ, 三品純 示現舎  ○ そもそも部落とは何なのか、何をもって部落の人間であるかそうでないかを判断するか。そもそも、その「部落かどうか」ということは現代日本において意味を持つのか。普通の人はまず考えない話題だが、現に日本に残り続ける同和問題、そして在日外国人に関する動き。その現状を取材した本。 社会学
46 気違い部落周游紀行 (冨山房百科文庫) きだみのる 冨山房  ○ 第2回毎日出版文化賞受賞作。書名だけ見るとまるで差別の塊のような本だが、そういうことではない。著者が見て回った部落の人々を考察と共に書き綴った紀行文である。実はそこから、日本人の考え方、行動論理の型が見えてくるのだという。著者は部落の人々を通して「日本人そのもの」を見たのである。いわゆる「日本人論」に興味のある人へおすすめしたい。 社会学
47 日本の路地を旅する (文春文庫) 上原善広 文藝春秋  ○ 日本中の部落を旅したルポ本。部落の人々は歴史の傍観者ではなく、様々な関わり方をしてきたのだと感動すら覚える。固定観念を捨てて、様々な人に読んで欲しい本。 社会学
48 セックス格差社会 (宝島SUGOI文庫) 門倉貴史 宝島社  ○ 所得の格差は恋愛や結婚、そしてセックスにどのような影響を及ぼすのか。少子化社会の問題も絡め、様々なデータを用い説明を試みる本。 社会学
49 明日のメディア 3年後のテレビ、SNS、広告、クラウドの地平線 (ディスカヴァー携書) 志村一隆 ディスカヴァー・トゥエンティワン  ○ メディアの現状と将来像。SNSが台頭してかなり経ち、クラウドもすっかり一般的になった今、メディアの近い将来を考える。 社会学
50 ロリータ・コンプレックス (太陽選書) Russell Trainer ; 飯田隆昭訳 太陽社 品切  古い本だが、いわゆる「ロリータ・コンプレックス」や「ペドフィリア」の現実(古いが)を紹介しつつ、それを一般的な見方である男側ではなく少女側から考えようと試みた本。古めの文献だが、小児性愛の問題について考えたい・研究したい者がいるなら、一読すべき本ではないだろうか。 社会学
51 殺人の歴史 (「知の再発見」双書) Bernard Oudin ; 遠藤ゆかり訳 創元社  ○ いつの時代も、殺人は起きてきた。殺人の歴史。 社会学
52 本能の力 (新潮新書;212) 戸塚宏 新潮社  ○   教育
53 子どもがよろこぶ「遊びの活動」を取り入れた楽しい図工 森坂実紀人 学事出版  ○ 図工の授業のデザインについてわかりやすく書かれた本なので、ぜひ群大にも置いてほしい。 教育
54 へんな数式美術館 世界を表すミョーな数式の数々 (知りたい! サイエンス) 竹内薫 技術評論社  ○ 数学が苦手な人間だと、数式と聞くだけでうげえとなりそうな気もするが、数式というものは案外奥深いものだ。本書は、端的に言えば「面白い数式」を集めた本である。数学に興味がある人もない人も、まずは手にとって欲しい。 数学
55 僕らは星のかけら 原子をつくった魔法の炉を探して (SB文庫) Matcus Chown ; 糸川洋訳 ソフトバンククリエイティブ  ○ 私たちの体は様々な物質からできている。では、その物質たち=原子たちはどこからやってきたのだろうか?宇宙の歴史をファンタスティックに物語ってくれる一冊。 宇宙
56 海の名前 中村庸夫 東京書籍 品切 世界の海を、その名前とともに楽しむ。 地学
57 人間はどこまで動物か (新潮文庫;ひ-21-2) 日高敏隆
新潮社  ○ 人間、つまり「ヒト」は、何が人間であって、何が動物なのか。「ヒト」という生物の種は、どこまで動物なのか、動物でないのか。そんなことを考えたことがある“ヒト”なら、おすすめできる本。 生物学
58 ハゲタカの頭はなぜハゲているのか ありえないほど賢い動物の「超」能力 (講談社+アルファ文庫;I37・1) ぐるーぷ・ぱあめ編 講談社  ○ 人間の能力とは全然違う、自然界の動物たちの素晴らしい能力。その姿は、私たちを自然への羨望で満たすのに十分過ぎるほどだ。動物好きにおすすめ。 動物学
59 海の哺乳類 FAO種同定ガイド Thomas Allen Jeffersonほか ; 山田格訳 NTT出版  ○ 出版時点での全ての海棲哺乳類を説明した大変専門的な図鑑。種の同定のために大いに活用できる。 動物学
60 大事典 これでわかる! 医療のしくみ (中公新書ラクレ) 読売新聞大阪本社 中央公論新社  ○ 『家庭の医学』といえば、一家に一冊必携とされる本として有名だが、この本も様々な情報が詰まっており、いざというときには使えると思う。 医学
61 女はなぜ素肌にセーターを着れるのか 左門新 毎日新聞社  ○ タイトルが失敗している。この本は、医学的に、男と女の違いを述べたものである。誰しもが「保健」の授業で性差について習ったと思うが、本当にさわりのさわりくらいしかやっていないと思うので、これだけ性別に関係なく活躍する時代なのだから、折角だからこの本で性差をもっと学んでみるのもよいのではないだろうか。もちろんこの本もさわり程度にとどまる奥深い世界なのだけれど。 医学
62 若者の「うつ」 「新型うつ病」とは何か (ちくまプリマー新書) 傳田健三 筑摩書房  ○ 近年「新型うつ」という病が取りざたされはじめた。今までのうつ病とは何が違うのだろうか。分かりやすく解説する。 医学
63 死体入門 (メディアファクトリー新書) 藤井司 メディアファクトリー  ○ 死は誰にでも訪れるが、死を直視できる年齢になる前にだって、誰しも突然死ぬかもしれないのは言うまでもないこと。では、死ぬと誰もがなってしまう「死体」について考えたことのある人はいるだろうか。死ぬことや死体というものについて解説してくれる本。 医学
64 化学物質はなぜ嫌われるのか (知りたいサイエンス;033) 佐藤健太郎 技術評論社  ○ 一般に、「化学物質」と聞くと悪いイメージが持たれる。では地球は、自然は、私たちの体は、何からできているだろうか?紛れもなく化学物質である。この本では、「化学物質」の良い点も悪い点も、どちらも丁寧に解説する。文系理系関係なくおすすめ。 化学
65 料理の四面体 (中公文庫) 玉村豊男 中央公論新社  ○ 世界の調理方法の体系化がなされる本。料理の考察を読むのが好きな人へ。 料理
66 国道の謎 (祥伝社新書) 松波成行 祥伝社  ○ 国道というと、我々群馬県民は17号や50号のような、整備された立派な道路を思い浮かべる。しかし世の中には、国道なのに階段だったり、国道なのに荒れ朽ちていたりと、様々な国道が存在している。国道の現状と歴史。 交通
67 ヨーロッパ庭園物語 (「知の再発見」双書) Gabrielle Van Zuylen ; 渡辺由貴訳 創元社 品切  庭園という美の世界を、過去に遡って俯瞰し、読者へ届けてくれる本。欧州の美しい庭に興味があれば是非おすすめしたい。 庭園
68 カラー&ライト : リアリズムのための色彩と光の描き方 James Gurney ボーンデジタル  ○ 色彩と光を詳細に解説した良著。読み物として楽しめるコンテンツも含まれている。 美術
69 ガールズイラストレーションレシピ BlueRoses ソシム  ○ 蛯原さんのイラストはみなさんどこかで何度も見かけたことがあると思います。とっても見ていて可愛くて参考になる本です。 美術
70 奇想の江戸挿絵 (集英社新書ヴィジュアル版) 辻惟雄 集英社  ○ 葛飾北斎や歌川豊国など、江戸時代の絵師が描いた版本の「挿絵」の世界。江戸の文化に興味があれば是非。 美術
71 百鬼夜行絵巻の謎 (集英社新書ヴィジュアル版) 小松和彦 集英社  ○ 集英社新書ヴィジュアル版というキャッチーなシリーズから出ているが、れっきとした「百鬼夜行絵巻」研究所といっていい本書。妖怪に興味があれば読んでいい。 美術
72 地獄絵 (ビジュアル選書) 新人物往来社編 新人物往来社  ○ 地獄の世界、それは想像でしかないし、現代の日本人にとってみれば空想でしかないが、昔の人々にとっては死の後訪れる現実だった。地獄の恐怖を綺麗な絵で見せてくれる一冊。 美術
73 アイヌ絵巻探訪 歴史ドラマの謎を解く (ミュージアム新書) 五十嵐聡美 北海道新聞社  ○ アイヌに関する本はあろうとも、「アイヌ絵(夷画)」に関する本は数少ない。アイヌの歴史の一端を垣間見れる興味深い本。 美術
74 絶頂美術館 名画に隠されたエロス (新潮文庫) 西岡文彦 新潮社  ○ 歴史的に有名な西洋絵画は、必ず高尚な芸術として語られる。しかし、数多く存在するヌードの絵画、ヌードの彫像は、本当に「高尚な芸術」であって決して「性的なものではない」、のだろうか?名画が伝えてきたエロスを考察する。 美術
75 ロシア正教のイコン (「知の再発見」双書) Olga Medvedkova ; 黒川知文, 遠藤 ゆかり訳 創元社  ○ イコンとは、聖像画のこと。人々に敬われ信仰に用いられたイコンの歴史を、コンパクトに学べる。 美術
76 再発見 日本の民藝 (小学館101ビジュアル新書) なかやまあきこ 小学館  ○ 日本の様々な民芸品を紹介する本。日本文化の一つの形。 工芸
77 「図解」日本刀事典 歴史群像編集部 学習研究社  ○   工芸
78 機関車トーマスと英国鉄道遺産 (集英社新書) 秋山岳志 集英社  ○ アニメが有名な『機関車トーマス』は元々絵本である。作品の源流はイギリスにあった。イギリスの鉄道遺産を訪ね、トーマスやその作者ウィルバート・オードリーと絡めつつ楽しく語ってくれる貴重な本。 漫画・アニメ
79 マンガ学への挑戦 進化する批評地図 (NTT出版ライブラリーレゾナント) 夏目房之介 NTT出版  ○ 漫画をただ読むのではなく、「批評」「評論」することを前提とした「漫画論」の本。どことなく教科書的だが分かりやすい。 漫画・アニメ
80 マンガはなぜ面白いのか その表現と文法 (NHKライブラリー) 夏目房之介 日本放送出版協会 品切 漫画を楽しんで読めるのはどうしてなのかということについて、コマの割り方や感情の表現の仕方といった、漫画の表現の技法の観点から考察する本。漫画好きにおすすめ。 漫画・アニメ
81 トキワ荘実録 手塚治虫と漫画家たちの青春 (小学館文庫) 丸山昭 小学館  ○ 漫画の神様と呼ばれる手塚治虫をはじめとして、数々の偉大な漫画家が住んだトキワ荘。当時のトキワ荘の記録。 漫画・アニメ
82 テニスの王子様勝利学 (勝利学シリーズ) 松岡修造 集英社インターナショナル  ○ テニス漫画『テニスの王子様』を通じて、テニスのアドバイスと自己啓発を。 スポーツ
83 日本人の知らない日本語 (3: 祝!卒業編) 蛇蔵,海野, 凪子 メディアファクトリー  ○ 1,2巻が面白かったので、ぜひ完結編も読んでみたいです。 日本語
84 日本語擬態語辞典 (講談社+α文庫) 五味太郎 講談社  ○ オノマトペを辞書の体裁で解説した書。英語での説明が一緒に並んでおり面白い。 日本語
85 句読点、記号・符号活用辞典。 小学館辞典編集部編 小学館  ○ 句読点をはじめとして、様々な記号の使い方・使い分け方などが説明されている。 日本語
86 漢文法基礎 本当にわかる漢文入門 (講談社学術文庫) 二畳庵主人, 加地 伸行 講談社  ○ 「基礎」というが、かなり詳しい。漢文について学びたいなら、最もおすすめできる本。なお著者の「二畳庵主人」とは併記してある「加地伸行」その人である。 漢字
87 パウル・ツェラン詩文集 Paul Celan 白水社  ○ 好きな詩人なので。 文学
88 光圀伝 冲方丁 角川書店  ○ 読みたい。この一言に尽きます。 文学
89 源氏物語九つの変奏 (新潮文庫;え-10-52) 江国香織ほか 新潮社  ○ 人気作家さんの短編集です。 文学
90 風神秘抄 上・下 (Tokuma Novels Edge) 荻原規子, 佐竹美保 徳間書店  ○ 荻原さんの本大好きなので、ぜひおいてください。 文学
91 無花果とムーン 桜庭一樹 角川書店  ○ 桜庭さんの新刊。ぜひ読みたいです。 文学
92 それもまたちいさな光 (文春文庫;[か-32-8]) 角田光代 文藝春秋  ○ 「八日目の蝉」がすばらしかったので、角田さんの本よんでみたいです。 文学
93 荒野 桜庭一樹 文藝春秋  ○ 友達が「ぜひ!」と言っていました。よんでみたいです。 文学
94 蛇行する川のほとり (中公文庫;[お-70-1]) 恩田陸 中央公論新社  ○ 恩田さんの本はすばらしいので。 文学
95 日本人なら知っておきたい日本文学 蛇蔵, 海野凪子 幻冬舎  ○ 「日本人の知らない日本語」作者が文学作品について書いてらっしゃるので読んでみたいです。 文学
96 猫色ケミストリー 喜多喜久 宝島社  ○ 同じ作者が書いた「ラブ・ケミストリー」が面白かったので、他の作品も読んでみたいと思い、推薦いたします。 文学
97 ラブ・リプレイ 喜多喜久 宝島社  ○ 同じ作者が書いた「ラブ・ケミストリー」が面白かったので、他の作品も読んでみたいと思い、推薦いたします。 文学
98 禁色 (新潮文庫;み-3-5) 三島由紀夫 新潮社  ○   文学
99 サンズオブリバティ (角川文庫;16699 . メタルギアソリッド ; 2) Raymond Benson,富永和子 角川書店  ○   文学
100 メタルギアソリッド (角川文庫;15153) Raymond Benson,富永和子 角川書店  ○   文学
101 メタルギアソリッド : ガンズオブザパトリオット (角川文庫;16181) 伊藤計劃 角川書店  ○   文学
102 ノルウェイの森 上・下 (講談社文庫;[む-6-23,24]) 村上春樹 講談社  ○   文学
103 ユダ 上・下 (幻冬舎文庫;た-44-1,2) 立花胡桃 幻冬舎  ○ 今度映画が公開されます。 文学
104 旅猫リポート 有川浩 文藝春秋  ○   文学
105 魂の行方 (角川文庫;17067 . 心霊探偵八雲 ; 7) 神永学 角川書店  ○   文学
106 失われた魂 (角川文庫;17532 . 心霊探偵八雲 ; 8) 神永学 角川書店  ○   文学
107 救いの魂 (角川文庫; . 心霊探偵八雲 ; 9) 未刊 神永学 角川書店     文学
108 伏 : 贋作・里見八犬伝 (文春文庫;[さ-50-6]) 桜庭一樹 文藝春秋  ○   文学
109 約束された場所で underground 2 (文春文庫) 村上春樹 文藝春秋  ○ 前編『アンダーグラウンド』が所蔵されているため、この本も是非と思い。 文学
110 ギフト(双葉文庫;た-35-05) 日明恩 双葉社  ○   文学
111 四十九日のレシピ(ポプラ文庫) 伊吹有喜 ポプラ社  ○   文学
112 トリガール! 中村航 角川マガジンズ  ○   文学
所蔵あり
No. 書名 著者 出版社 所在
1 頭のいい大学四年間の生き方 (中経の文庫;[わ-1-2]) 和田秀樹 中経出版 本館学生選定 377.9:W12
2 舟を編む 三浦しをん 光文社 本館学生選定 913.6:Mi67
2 坂の上の雲 1-8 (文春文庫) 司馬遼太郎 文藝春秋 本館学生選定 913.6:Sh15:1-8
3 メディア社会 (岩波新書;新赤版 1022) 佐藤卓己 岩波書店 本館シラバス,文庫・新書 I361.45:Sa85
4 政治哲学 デイヴィッド・ミラー著 ; 山岡龍一, 森達也訳 岩波書店 本館シラバス 311.1:Mi27
5 ヒア・カムズ・ザ・サン 有川浩 新潮社 本館学生選定 913.6:A71
入手不可
No. 書名 著者 出版社 理由
1 クジラの世界 (「知の再発見」双書) Yves Cohat ; 高橋啓訳 創元社 品切
2 ゲームフリーク とみさわ昭仁 メディアファクトリー 品切
3 スパイス根と実 (リトルブック・ライブラリー 食卓のおしゃべり) Jill Norman ; 竹内喜訳 同朋舎出版 品切